CF Academyムーブメントスーパーバイザーの中野崇です。



僕がサポートに入る際にチームの初期の課題としてよくあるのが、




「スピードが劣っていて股関節の硬さも見られる」というものが多いです。




指導者であればあなたのチーム、選手であればあなた自身はどうでしょうか?





このような課題がある場合、どのようなアプローチをかけていくことが必要でしょうか?

今回はそのためのアプローチであり、かつ指標となるテストを一つご紹介します。




【前モモと裏モモの役割の違い】

まず話の方向をまとめます。

スポーツにおいて、基本的な方向性としては前モモはできるだけ脱力、裏モモ(特に上半分)をしっかり活用するのが良いパフォーマンスにつながります。




簡単に解説すると。

前モモ特徴
ブレーキ、動きが止まる、膝関節に負担増、怪我が多い選手が発達している


 

裏モモ特徴
アクセル、体幹インナー筋と連動してバランスに影響、上半分と下半分で役割が大きく変わる、一流選手が発達している



細かい理由はここでは長すぎるので、知りたい方はJARTAのブログ「前モモ」と検索してみてください。




スピードに課題を抱える選手の多くが、必要以上に前モモを使い過ぎ、「ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるような状態」になっています。



めっちゃ効率悪いですよね…。
しかもこれは膝に大きな負担がかかる動き方で、多くの怪我の温床にもなっています。 




【前モモ抜きテスト】

前モモ派の選手はいろんな問題を抱えやすいのですが、まずは選手やご自身がどの程度前モモ派なのか、それとも裏モモ派に慣れているのかをチェックすることが必要です。

専門的には「評価」と言います。




そこで僕がよく使っているセルフチェック方法をご紹介します。

前モモ抜きテストと言います。




目的>

前モモの抜け具合(裏モモの入り具合)をセルフチェックすること。
前モモを抜いて裏モモを入れる感覚を手に入れること。 




方法>

片足を前方に一歩踏み出して50%ほど体重をかけます。

その状態で踏み出した足の前モモを触って、硬さをチェックする。


 

カチカチに硬い
NG=前モモ派。不要な時にもブレーキが効いてしまっている。


 

まるで脂肪のように柔らかい
GOOD。裏モモを使うレベルとしてスタート段階には立てている。
その状態をキープしながらどんどん荷重量を増やしていく。




ファーストステップとしてまずこのテストがクリアできるようになるのを目指します。

静止画ですが、まとめたものがあるので、添付します。

どんな姿勢でチェックするのかなど、確認してみてください。




02



このテストを指標にして選手に毎日チェックします。



毎日です。


 

なぜなら、身体や動きというものは、「練習の時だけ意識する」では全然変わらないからです。

なぜならまずは脳が変わる必要があるからであり、脳は刺激の頻度が高いものを必然的に重要視します。





柔軟性でも、動きでも、身体や身体操作を変えるには絶対に頻度がカギです。

多くのプロ選手も、日常を全て練習・トレーニングと位置付けている方は本当に多いのです。 

 



お読みいただきありがとうございました。 







CF Academyムーブメントスーパーバイザー

中野 崇




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